第一弾「現地訪問調査」

 今年度のMDRC事業計画の一つ「南海トラフ地震地域減災キャンペーン」は計画が遅れに遅れ、年度末が近づいてきて 急いで計画を立てましたが、予算と日程調整が厳しく、かなりの強行軍で実行することになりました。
訪問先との調整もギリギリになってご迷惑をお掛けいたしました。
このページをもって当事業のご報告をさせていただきます。

キャンペーンの趣旨

南海トラフ地震について

南海トラフ地震について解説(リンク)
地震の概要はとても解りやすい高知県のホームページでご覧いただきたいと思います。

行程
日程 2月21日 2月22日
時間 23:40 5:15 7:10 8:30 9:30 14:00 18:00
場所 仙台駅 東京駅 羽田
空港
徳島
空港
徳島
県庁
徳島県海部郡
美波町
愛媛県
松山市
行動 出発 到着 出発 到着 訪問 沿岸部
現地調査1
宿泊
移動
手段
夜行バス 旅客機 レンタカー
日程 2月23日 2月24日
時間 8:30 14:00 16:00 19:25 20:40 23:40 5:00
場所 愛媛
県庁
高知県高岡郡
中土佐町
高知
県庁
高知
空港
羽田
空港
東京駅 仙台駅
行動 訪問 沿岸部
現地調査2
訪問 出発 到着 出発 到着
移動
手段
レンタカー 旅客機 夜行バス

現地1日目(2月22日)

 早朝高速バスを降り、東京駅から羽田空港へ。7:10発徳島空港行きに乗り込みました。
 天候良好、眼下にきれいな富士山を拝むことができました!
8:30あっという間に徳島へ到着。かなり南に来たというのに意外と寒い!(イメージと違う)
 レンタカーを借りてまずは徳島県庁へ。

徳島県庁訪問

 危機管理政策課に伺うと、他にも「とくしまゼロ作戦課」、「防災人材育成センター」、「地域福祉課」、「県社協」と多数の部署から総勢8名の方々にお集まりいただきました。
 仙台から突然の来訪にも関わらず、とても歓迎ムードで迎え入れていただきました。
 ちょっと一方的に話しすぎて何だか支離滅裂になった感はありますが、それでも真剣に話を聞いていただきまして、ありがとうございました。とりあえず、こんな取り組みをしている団体が仙台にあるということだけは伝わった気がします。
 一方で徳島県の取り組みや実績もお聞かせいただき、特に県社協さんのお話では2014年台風11・12号による洪水災害の際は混乱なく災害VCの立ち上げができたことなどの取り組みも判り、それが311の教訓が生かされているということで、なるほどと思いました。
 まだ知って頂ければ参考になることや提供できることもあると思いますので、今後お役に立てそうなことがあれば、また来訪したいと思います。

町のあちこちに…

 徳島県庁を後にしてから街中を走っていると、あちこちにやたらたくさん貼ってあるステッカーが目に留まります。

 特に多かったのは電柱に貼ってある青い海抜表示のステッカー。これを見ると1Mとか2Mとか…何処へ行っても「低い!」表示ばかり。 これが貼ってある場所は危険ということですね。その他貼ってあるものにも種類がいろいろありましたが、予想津波高が表示されているものもありました。
 普段から意識付けできるとともに地震が来たときに危険地域であることがすぐに判るのはいいことだと思いました。尚、今回訪問した地域はどこも同じような状況でした。 (全国的に実施されていますが、こんなにたくさん貼られているのは初めて見ました)。

津波被害地区現地調査1

 南下して津波が直撃する沿岸地域へ向かいました。
 訪れたのは「徳島県海部郡美波町」の漁港。見た感じは三陸海岸に似た地形です。 この辺りでは津波が来たときに高台に避難するための階段があちこちにありました。
三陸と同じように小高くなっている場所がたくさんあるので、そこを避難場所としています。 避難タワーのようなものが必要ないんですね。
 うろうろしているうちに、お仕事中の猟師さんたちにお話を伺うことができました。
 津波を想定した避難場所への避難訓練は実施しているそうで、大体10分ぐらいでどこかの場所には避難できるとのことでした。
ご自宅が沿岸の方たちなので、「津波で財産がなくなってしまったときのことを想像できますか?」との質問をしたのですが、
「そん時はしゃーない」と笑って答えていただきました。最後に「行政に取り組んで欲しいことはありますか?」との質問には(漁港の堤防を指差して)堤防をもっと「高くして欲しい」と即答されました。

 さて、本当は室戸岬を回って愛媛に向かう予定だったのですが、時間的に無謀であることが判ったので、徳島に引き返し、そこから高速道路で向かうことにしました。
何とか宿泊地の松山に到着。出発から睡眠も食事もまともには取れていなかったので、ようやく落ち着いた感じです。
しかし、今日の反省と明日の行動計画をしなくてはならず、ゆっくりできたわけではありませんでした。

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