会長あいさつ
会長 佐藤 年男
本会は、阪神淡路大震災を機に支援物資をゴミにしない、減災活動を通して被災後の被災者の負担軽減を図ることを目的に組織しました。「災害に学び、その教訓を生かす」ことをモットーに、これまでの大災害時に被災者支援活動を展開してきました。
2011年3月11日の東日本大災害は、未曾有の大災害を私たちに与えました。そして、全国各地から非常に多くのボランティアや支援団体・企業が被災者支援に駆けつけていただきました。被害地域の広大さと被災状況のあまりにも無残な光景に茫然自失の状態でしたが、支援物資を提供していただいた方、悪な環境下での瓦礫の跡片付け等に係わったボランティアの方など様々な支援をいただきました。また、本会への活動支援金を多く寄せていただきました。深く感謝申し上げます。今まで、これほど心強い、感謝しても仕切れないと思ったことはありません。
これまで私たちは、支援する側で被災者支援活動を展開しその延長線で防災・減災、そして、訓練を働きかけ続けてきました。この度は、大被災地を抱え隣に津浪被災者を目の当たりにして私たちの準備不足、無力さを心底感じさせられ、そして、様々なことを数多く学ばされました。これからも被災者支援のための事業経験を積み上げながら、これからの大災害にどのように備えるのかを考え、行政、企業、関係団体と連携を図り被災者の負担軽減を図っていくこととしています。今後は、学んだことを形にし、検証し、次の大災害に備えて全国各地に伝えていこうと決心しております。
本会は、民間団体であり、法人・団体及び個人会員を持って会を構成し、その会費と寄付金・支援金・助成金等で会を運営し事業を展開しております。今後も多くの方に活動支援として寄付金・支援金、または、会員としてご入会頂き、会の運営・事業の推進にご協力いただきたいと思います。